時を紡ぐ、色褪せない物語
明治神宮前のこの建物は多くの人が一度は見たことあるだろうというくらい、今も当たり前にそこにある。
完成は東京オリンピックの翌年、1965年。
50余年の月日を原宿という街ともに過ごしてきた。
当時の「最高峰」を惜しみなくつぎ込んだ作りになっており、ハイグレードマンションの代表として人々を魅了してきた。
その姿は今も色褪せないでここに佇む。
特徴的な外観と照らし合わせたような特徴的な間取り。
原宿の街を見下ろせる眺めも贅沢の一つとも言える。
所々の装飾がセンスを垣間見せる。
シェードランプ、黒電話、エメラルドブルーのタイル。
その一つ一つが懐かしく、とても愛おしい。
人々を愛し、人々に愛され続けた建物は巡り巡る。
そして、時は来た。
2020年もこの地で、再び。