相反する素材の化学反応を楽しむ家
世田谷区瀬田。砧公園を日常使いできる緑豊かなこの町に、ちょっと変わったデザイナーズ住宅を見つけました。
東急田園都市線・用賀駅からフラットな道を歩くこと15分あまりの、静かな住宅街に建つ、鉄筋コンクリートの3階建て住宅。
地下に広々としたベッドルーム兼書斎、1階に水回りとコンパクトな洋室、2階にロフト付きのリビングルームという構成です。
注目したいのは、素材の使い方。例えば床材。地下は身体を休めること、夏でもひんやり涼しいことを考慮してカーペット、水回りの集まる1階は清掃しやすいタイル、そして家族が長い時間を過ごす2階リビングは足触りが心地よいフローリングと、各シーンに最適なものが選ばれています。
特に面白いのは2階。躯体は鉄筋コンクリートですが、吹き抜け部分にあえて木材の化粧梁を施すことでぐっと柔らかな雰囲気に。およそ20坪のコンパクトな敷地に建つ建物ながら、壁面のガラスブロックやロフト部分の小窓から上手に光を取り込んでいます。
最後に忘れてはいけないのが、芝生敷きのルーフテラス。天気の良い休日にはここにゴザでも敷いて思う存分ゴロゴロしましょう。低層住宅エリアなので周囲の視線も気にせずのんびりできちゃいます。
相反する素材同士が絶妙に掛け合わさることで生まれた、なんとも心地よい空間。
内見のご予約、心よりお待ちしています。