写真と文章は前回募集時のものですので、現況は内覧時にご確認ください
愛するシモキタで時間を旅する
下北沢駅から徒歩4分、なんお変哲も無い70年代築のレトロなマンション。
外壁は白くて、1階には花屋が入っている。
下北沢といえば古着と音楽の街。
若者が多く行き交う、賑やかな街だと思っていました。
だけど、少し離れて代沢の方へ足を運ぶと閑静な住宅街があったり、
駅の周辺でも渋めのいわゆるセンベロのような飲み屋さんがあったり、
古きも新しきも、老いも若きも混在する不思議な街、それが下北沢。
そんな下北沢のマンションの一室に、この街のような不思議な部屋を見つけました。
真っ先に目を引くのが、部屋の中心に堂々と存在するキッチン。
カウンタースペースが広く、シンクがコンパクトでコンロは持ち込みという斬新なスタイルではありますが、時を経たような色味、風合いはある木のカウンターは一昔前からタイムスリップしたよう。
床の色合いもそれに合わせるかのように、深みのあるブラウン。
ロフトのような上部の収納に登ってみると、これまたいつの時代かの絨毯が敷かれたスペースを発見。
実家の洋間に敷かれていたものとイメージが重なり、懐かしい気持ちになりました。
洋室は独立していて、収納もしっかりある印象。
LDK同様、天井の空間を生かした収納がこの部屋にもあります。
水周りは浴室・洗面・トイレが一緒になった空間ではありますが、スペースはゆったりしていて、
なおかつ白タイルで覆われた空間は、海外のサニタリーを彷彿させるおしゃれさを兼ね備えています。
シモキタとい場所に合わせるように、新しくも古きを懐古させる部屋。
この街と一緒に、同じ時間を過ごしてみたくなりました。