R-STOREの
間違いだらけの住宅えらび

vol.7 駅からの距離を考えよう

第7回は駅からの距離について考えて見たいと思います。
一般的な不動産サイトでは、まずは「築年数」と「駅からの距離」で検索します。駅から5分、駅から10分以内、15分以内、それ以上などと選びますよね。まあ、基本的には駅から敢えて遠い物件を選ぶ方は少ないと思います。私も駅から近い方が便利だし、楽だし、そこは否定しません。でも、「駅から遠いっていうのも悪いことばかりではないよ」ということを、ここではいくつか事例を交えて紹介したいと思います。

駅から遠ければリーズナブル

例えばこの物件を見てください(※1、2 https://www.r-store.jp/room/169444 )。JR三鷹駅徒歩20分。20分と言えば、2キロ弱くらいでしょうか?ちょっと積極的にはなれない距離だと思いませんか?でもね、だからこそのメリットがあります。それは、「安い」・「広い」です。
三鷹駅から徒歩10分圏内の平成2008年以降に建てられたマンションの平均の㎡単価は2,872円(50㎡〜70㎡株式会社アールストア調べ)です。つまり60.05平米の本物件に当てはめれば、172,463円ということになります。本物件の家賃は15.5万円ですから、徒歩10分の差が月々2万円近くなって返ってきているということになりますね。 次に駅10分圏内で家賃14万~16.5万の間で借りることができるマンションの平均的な広さを調べてみましょう。これも同じく平成20年以降の新しいものに限って調べます。すると、平均面積は46.08平米(アールストア調べ)。本物件と比べると10平米以上も狭くなります。
自分も調べてみて、あまりにも歴然とした差に驚きました。10㎡広い家に、2万円安く住める。この余裕が+10分で手に入ると思うと、少し見方が変わってきませんか?

農園マンション

次に紹介するのは、ちょっと変わったマンションです(※3、4)。( https://www.r-store.jp/room/147691 )
小田急線の鶴川駅から徒歩20分。川崎市麻生区という場所に、このマンションはあります。川崎市麻生区?とお思いかもですが、新宿から電車で35分です。物件は小さな1R。家賃は45,000円と安めですが、駅から20分歩くことを考えると家賃だけであれば、ここに住むインセンティブにはなりにくいかもしれません。
でも、このマンション、本当に特徴的な試みがあって人気を博しているんですね。それは農園。このマンションに住む方は、近隣の農園を使えるのです(別途契約)。最近のエコ、地産地消といった農業ブームで都心でも菜園や農園を楽しむ方が増えています。アグリス成城とか、表参道菜園、銀座農園なんていうのは有名ですね。それらのコストが大体月々1万~2万円。しかも広さは1坪にも満たなかったりします。そこまで足を運んでわざわざ農業体験をするというのも大変なもの。それに比べると、この環境のなんと贅沢なことか。
種明かしをすれば、周辺に農家さんが住んでいらしゃるんですね。そのうち使っていない遊休農地を住民に開放したということです。農家さんは現役ですから、たまに農業指導なんかもしてくれるかもしれません。こんなマンション、駅近ではまずめぐり合えないでしょう。

駅から遠いことをポジティブ

家を選ぶときは、つい仕事場との距離、通勤時間を最優先に考えがちです。でも、夜、休日、自宅で過ごす時間が豊かであるからこそ、仕事の時間も充実するというもの。見方を変えて、こういった物件さがしもアリだと思いますよ。